【2027年版】子どもNISAとは?始める前にまず親が知っておきたいことをわかりやすく解説
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※この記事は2026年8月時点で確認できる制度・証券会社の情報をもとに作成しています。投資には元本割れのリスクがあります。
2027年から、0歳の子どもでもNISAのつみたて投資枠を利用できるようになります。
「子どものために始めた方がいい?」
「教育費もNISAで準備した方がいいの?」
「親と同じ証券会社じゃないとダメ?」
気になることがたくさんありますよね。
わが家にも子どもがいるので、もちろん気になる制度です。
でも私は、
「2027年から始まるなら、すぐ子どもNISAを始めなきゃ!」
と焦る必要はないと思っています。
むしろ、まだ投資をしたことがない家庭なら、まず親自身がNISAを少額から経験しておくことの方が大切です。
実際に投資をしてみると、
評価額が下がったときに自分はどう感じるのか。
月いくらなら無理なく続けられるのか。
教育費のうち、どこまでなら投資に回せるのか。
といったことが少しずつ分かってきます。
この記事では、2027年から始まる子ども向けNISAの仕組みと注意点、証券会社選び、そしてなぜ私は「まず親がNISAに慣れること」から始めたいと思っているのかを分かりやすく紹介します。

2027年から使えるなら、ことらくんのためにすぐ始めた方がいいのかな?
大丈夫。
制度が始まることと、すぐ使わなければならないことは別です。
まず結論|子どもNISAより先に、親がNISAに慣れておこう
この記事で一番伝えたいことは、
投資未経験なら、まず親自身がNISAを経験してから子どもNISAを考えても遅くない
ということです。
NISAは「預ければお金が増える制度」ではありません。
投資で得られた利益を非課税にできる仕組みなので、購入した投資信託の価格が下がれば評価額も下がります。
子どものためのお金となると、
「絶対に減らしたくない」
という気持ちが強くなると思います。
だからこそ、最初の投資がいきなり子どものお金ではなく、まず親自身が少額から経験しておく。
私はこの順番がいいと思っています。

子どものためだからこそ、制度が始まったらすぐ満額!じゃなくていいんだね。
そうです。
**「やる・やらない」ではなく、「いつ・いくらから始めるか」**を家庭ごとに決めていい制度です。
2027年から始まる子どもNISAとは?
一般的には「子どもNISA」「こどもNISA」と呼ばれていますが、まったく別の制度が新しくできるというより、現在のNISAのつみたて投資枠が0〜17歳にも広がる仕組みです。
2026年度税制改正法の成立により、2027年から0〜17歳までつみたて投資枠の対象が拡大されます。
未成年期間の年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円です。
子どもNISAの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始 | 2027年 |
| 対象 | 0〜17歳 |
| 年間投資枠 | 60万円 |
| 非課税保有限度額 | 600万円 |
| 利用する枠 | つみたて投資枠 |
| 投資対象 | 長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
| 成長投資枠 | 未成年期間は利用不可 |
| 払い出し | 年齢・使途など一定の条件あり |
| 18歳以降 | 成人向けNISAへ |
年間60万円なので、12か月で均等にすると月5万円です。
ただし、
「月5万円積み立てなければ損」という意味ではありません。

年60万円って聞くと、全部使わないともったいない気がするけど……。
年間60万円はあくまで上限です。
月3,000円でも、5,000円でも、1万円でも構いません。
家計に負担のない金額を優先しましょう。
旧ジュニアNISAとは違うの?
以前にも子ども向けの「ジュニアNISA」がありました。
ジュニアNISAは2023年で新規投資が終了しています。
今回の仕組みは旧ジュニアNISAをそのまま復活させるものではなく、現在のNISAのつみたて投資枠を未成年まで広げるものです。
特に大きいのが、未成年期間は成長投資枠ではなく、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託を中心とする点です。
子どもNISAはいつでも自由に引き出せる?
ここは始める前に必ず確認しておきたいポイントです。
大人のNISAと同じ感覚で、
「今月お金が必要だから引き出そう」
と親が自由に使うことを想定した制度ではありません。
12歳になる年より前は原則として払い出しに制限
一定の災害などの例外を除き、12歳になる年より前は原則として払い出しが制限されています。
そのため、
数年後に使う予定のお金を何となく入れておく口座ではありません。
12歳以降は子どものための使途なら一定の条件で払い出し可能
12歳以降は、教育費や生活費など子どものために使う資金について、一定の要件を満たせば払い出せる仕組みです。
金融庁資料では、子ども本人が払い出しに同意したことを示す書面とともに、親権者等が申出を行う仕組みが示されています。

じゃあ、これってパパとママのお金じゃなくて、ぼくのお金?
そう。
だからこそ、
「親が必要になったら使えばいい」
という感覚ではなく、
何のために準備する資産なのか
を最初に考えておきたいですね。
親と子は同じ証券会社じゃないとダメ?
ここは今回、特に追加しておきたいポイントです。
結論からいうと、
親自身のNISA口座と、子どものNISA口座を必ず同じ証券会社にする必要があるわけではありません。
ただし、子どもの未成年口座を作る際には、親権者がその証券会社に口座を持っていることを条件としている証券会社があります。
マネックス証券の場合
マネックス証券では、未成年口座の法定代理人として届け出る親権者は、原則としてマネックス証券の証券総合取引口座を持っている必要があります。
親権者がまだマネックス証券の口座を持っていない場合は、親と子の口座開設を合わせて申し込むことになります。
ここで大事なのは、
必要なのは親の「証券総合取引口座」であって、親自身の「NISA口座」がマネックス証券にあることまでは条件ではない
という点です。
たとえば、
親のNISA:A証券
親の通常口座:マネックス証券
子どものNISA:マネックス証券
という形も考えられます。

「私のNISAも同じ証券会社じゃなきゃダメ」ではないんだね。
そうです。
ただ、実際の管理を考えると、親が普段から使っている証券会社を子どもの口座でも利用できれば、
- 操作方法をすでに知っている
- 資産状況を確認しやすい
- 積立設定で迷いにくい
- 問い合わせ先もまとめやすい
というメリットがあります。
そのため、今使っている証券会社が子どもNISAにどう対応するのかを確認してから決めるのが現実的だと思います。
マネックス証券では子どもNISAをどう始める?
2026年8月現在、マネックス証券は2027年開始予定のこどもNISAについて案内を公開しています。
マネックス証券でこどもNISAを利用するためには、
①子どもの証券総合取引口座(未成年口座)
②子どものNISA口座
の2つが必要です。
現時点では2027年の新しいNISA口座そのものはまだ開設できませんが、マネックス証券は未成年口座については先に開設できると案内しています。

じゃあ、2027年になる前に子どもの未成年口座だけ準備しておくことはできるんだ。
そういうことです。
ただし私は、
「制度開始日に絶対投資を始めたいから、今すぐ子どもの口座を!」
と焦る必要まではないと思っています。
それよりも、投資未経験なら親自身が先にNISAを経験する方を優先したいです。
子どもNISAのメリット
①長い運用期間を確保しやすい
子どもが小さいうちから利用すれば、成人するまで長い時間があります。
そのため、長期・積立・分散を考えやすいことはメリットです。
ただし、
長期投資なら必ず利益が出るわけではありません。
元本割れする可能性はあります。
②運用益を非課税にできる
通常、投資によって利益が出ると税金がかかります。
NISAでは対象となる投資による利益を非課税にできます。
ただし、
NISA自体がお金を増やしてくれる制度ではありません。
あくまで投資の利益に対する税制上の優遇制度です。
③成人後の資産形成にもつなげられる
金融庁は今回の制度拡充について、大学進学など成人後のライフイベントに必要となる資金を長期・安定的な投資で準備することも目的として示しています。
つまり、
子どもNISA=大学費用専用
というわけではありません。
教育費を全部NISAに入れるのは慎重に
子どもNISAにはメリットがありますが、教育費をすべて投資へ回すことには慎重になりたいです。
たとえば大学入学の直前に相場が大きく下落した場合、
「来月使いたいのに評価額が下がっている」
ということもあり得ます。
そのため、
近い将来に使うお金は預貯金
長期間使わないお金は投資も検討
というように分けて考えるのが分かりやすいです。

子どものためのお金だからこそ、「増やす」だけじゃなく「必要な時に使える」ことも大事なんだね。
年60万円を満額使う必要はありません
年間投資枠は60万円ですが、満額使うことが目標ではありません。
たとえば運用益を考えず積立元本だけ見ると、
| 毎月 | 1年間 | 10年間 |
|---|---|---|
| 3,000円 | 3.6万円 | 36万円 |
| 5,000円 | 6万円 | 60万円 |
| 1万円 | 12万円 | 120万円 |
| 3万円 | 36万円 | 360万円 |
| 5万円 | 60万円 | 600万円 |
毎月1万円でも、10年間の元本は120万円です。
満額でなければ意味がないわけではありません。
私は子どもNISAより先に、親がNISAを経験することをおすすめしたい
ここがこの記事で一番伝えたいところです。
投資をしたことがない状態で、
最初の投資が子どもの資産
というのは、個人的には少しハードルが高いと思っています。
投資について、
「値下がりすることもあります」
と読むことと、
実際に自分の10万円が9万円になっている画面を見ることは違います。
親自身が少額から投資してみることで、
「私は値下がりが意外と気になるな」
「これくらいなら冷静に見ていられるな」
「月1万円なら生活に影響なく続けられそう」
など、自分自身の感覚が分かってきます。
私も月1万円からNISAを始めました
私自身も最初から大きな金額を投資したわけではありません。
2019年からマネックス証券で旧つみたてNISAを利用し、月1万円の積立から始めました。
積立設定をして自動で投資することで、
「今月は買おうかな」
「下がっているからやめようかな」
と毎回判断せずに続けることができました。
その中で、
評価額が増えるとき。
減るとき。
相場が大きく動くとき。
いろいろ経験しました。
だからこそ私は、
子どもNISAが始まるから急いで投資するより、まず親自身が少額で経験しておく
ことをおすすめしたいです。
👉関連記事:
新NISAは月1万円でも意味ある?2019年から積立を続けたリアルな運用実績
親のNISAと子どもNISA、どちらを優先する?

子どもの将来のためなら、親のNISAより子どもNISAを優先した方がいい?

でも、私たちの老後のお金も必要だよね。
ここは家庭によって答えが違います。
ただ私は、
生活防衛資金
↓
親自身の資産形成
↓
子どもの長期資産形成
という順番で家計全体を見るのがいいと思っています。
親自身の生活や老後資金を後回しにしてまで、子どもNISAを満額利用する必要はありません。
NISA初心者なら、まず親の証券会社選びから
まだNISAを利用していない方は、まず親自身のNISAを始めるところから考えてもいいと思います。
私はマネックス証券を利用しています。
もちろん、
「マネックス証券なら誰にでも一番おすすめ」
というわけではありません。
楽天証券やSBI証券など、それぞれ特徴があります。
大切なのは、
自分が無理なく使い続けられる証券会社を選ぶこと。
そのうえで、
「将来子どもの口座も同じ証券会社で管理したいか」
という視点も、今後は証券会社選びの一つになりそうです。
👉関連記事:
【2026年版】新NISAでマネックス証券を選んだ理由|楽天・SBIと比較
マネックス証券では、こどもNISAについてすでに案内が始まっており、親がまだ同社の口座を持っていない場合は、子どもの未成年口座開設時に親の口座も必要になります。
そのため、
「まず親がマネックス証券を使ってNISAに慣れる
→ 自分に合っていれば、子どもの口座も候補にする」
という流れは自然だと思います。
子どもNISAを始める前に家庭で決めたい3つのこと
最後に、制度開始までに考えておきたいのは次の3つです。
①何のためのお金なのか
大学費用なのか、成人後に渡す資産なのか、もっと長く運用するのか。
②いくらなら無理なく続けられるのか
年間60万円から逆算せず、家計から逆算します。
③現金はいくら残しておくのか
教育費をすべて投資へ回さず、必要な時期が近いお金は現金でも準備します。
まとめ|子どもの口座を作る前に、親のNISAから考えてみよう
2027年から、0〜17歳もNISAのつみたて投資枠を利用できるようになります。
年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円です。
子どもの将来の選択肢を増やすという意味では、とても気になる制度です。
でも、
「始まったからすぐやらなくちゃ」
と焦る必要はありません。

まず私たちがNISAを経験してみる。

そのうえで、現金で残す教育費と投資に回せるお金を考える。

ぼくのお金だから、ゆっくり決めてね!
そして証券会社についても、
親のNISAと子どものNISAを必ず同じ会社にする必要はありません。
ただし、マネックス証券のように、子どもの未成年口座を作る際に親権者もその証券会社の総合口座を持っていることが必要な場合があります。
だから、
まず親自身が使いやすい証券会社を選び、NISAに慣れておく。
その証券会社が子どもNISAにも対応していて使いやすければ、親子でまとめて管理する。
私はこの流れがシンプルだと思っています。
子どもNISAを始めること自体が目的ではありません。
家族のお金を整えながら、子どもの将来に使える選択肢を増やしていく。
そんな使い方を考えていきたいですね。

