【子どもNISAシミュレーション】月5,000円・1万円を積立したらいくら?18歳まで計算
※この記事は2026年9月時点で公表されている制度内容をもとに作成しています。
※投資には元本割れのリスクがあります。シミュレーションは将来の運用成果を保証するものではありません。
2027年から始まる子どもNISA。
年間投資枠は60万円なので、
「月5万円も積み立てないと意味がないの?」
と思っていませんか?
子育て中は、教育費だけでなく住宅費、食費、習い事、親自身の老後資金など、これから必要なお金がたくさんあります。
わが家も同じです。
だから私は、
子どもNISA=年間60万円を満額使う
と考える必要はないと思っています。
月5,000円でもいい。
月1万円でもいい。
家計に無理のない金額を長く続けるという考え方もあります。
この記事では、
月5,000円・1万円を積み立てた場合、元本はいくらになるのか。さらに一定の利回りで運用できたと仮定すると、どのくらいになる可能性があるのか
をシミュレーションしてみます。

年60万円って聞くと、月5万円積み立てないともったいない気がしてた……。

でも、NISAの枠を全部使うことが目的じゃないよね。
そうなんです。
まずは「年間いくらまで投資できる?」ではなく、**「わが家はいくらなら無理なく続けられる?」**から考えてみましょう。
子どもNISAは年間60万円。でも満額にする必要はない
2027年から、NISAのつみたて投資枠は0〜17歳にも対象が広がります。
未成年期間の年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円です。対象商品は長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託となっています。
年間60万円を12か月で割ると、月5万円です。
ただし、これは「毎月5万円投資しましょう」という意味ではありません。
あくまで投資できる上限です。
月5,000円なら年間6万円。
月1万円なら年間12万円。
どちらも子どもNISAの枠内で十分に利用できます。

月5万円じゃなくてもいいの?
もちろん。
子どものためだからこそ、家計を苦しくしてまで投資額を増やす必要はありません。
月5,000円なら、どのくらい積み立てられる?
まず、運用益を一切考えずに計算します。
毎月5,000円なら、
| 積立期間 | 積立元本 |
|---|---|
| 5年 | 30万円 |
| 10年 | 60万円 |
| 15年 | 90万円 |
| 18年 | 108万円 |
0歳頃から18年間積み立てたと仮定すると、
5,000円 × 12か月 × 18年=108万円
です。
「月5,000円しかできない」
ではなく、
月5,000円でも18年間なら元本108万円
になります。
月1万円なら、どのくらい?
次に毎月1万円です。
| 積立期間 | 積立元本 |
|---|---|
| 5年 | 60万円 |
| 10年 | 120万円 |
| 15年 | 180万円 |
| 18年 | 216万円 |
18年間なら、
1万円 × 12か月 × 18年=216万円
になります。
月1万円なら年間12万円なので、子どもNISAの年間60万円枠の5分の1です。
つまり、満額を目指さなくても、それなりの金額を長期で積み上げることはできます。
投資するとどのくらいになる?年3%でシミュレーション
ここからは投資した場合です。
仮に、
毎月一定額を積み立て、年3%で運用できた
として計算してみます。
※毎月末に積み立て、年率3%を月次換算して複利運用した概算です。手数料等は考慮していません。
月5,000円の場合
| 期間 | 元本 | 年3%で運用した場合 |
|---|---|---|
| 5年 | 30万円 | 約32万円 |
| 10年 | 60万円 | 約70万円 |
| 15年 | 90万円 | 約113万円 |
| 18年 | 108万円 | 約143万円 |
18年間では、
元本108万円 → 約143万円
という計算になります。
差額は約35万円です。
月1万円の場合
| 期間 | 元本 | 年3%で運用した場合 |
|---|---|---|
| 5年 | 60万円 | 約65万円 |
| 10年 | 120万円 | 約140万円 |
| 15年 | 180万円 | 約227万円 |
| 18年 | 216万円 | 約286万円 |
18年間なら、
元本216万円 → 約286万円
というシミュレーションです。
差額は約70万円になります。
年5%ならどうなる?
もう一つ、年5%と仮定した場合も見てみます。
| 毎月の積立 | 18年間の元本 | 年3%の場合 | 年5%の場合 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 108万円 | 約143万円 | 約175万円 |
| 1万円 | 216万円 | 約286万円 | 約349万円 |
月1万円を18年間、年5%で運用できたと仮定すると約349万円。
ただし、
「18年間投資すれば年5%で増える」という意味ではありません。
実際の相場は毎年一定ではありません。
大きく上がる年もあれば、大きく下がる年もあります。
将来のリターンは誰にも分かりません。
この表は、
「長期間積み立てると、複利によってこうなる可能性がある」
というイメージをつかむためのものとして見てください。
月5,000円でも意味はある?
私は、十分あると思います。
ただし「必ず増えるから」という意味ではありません。
月5,000円なら年間6万円。
18年間の元本は108万円です。
そして何より、
家計に無理のない金額で続けられる
ということには大きな意味があります。

月5万円は難しいけど、5,000円なら考えられる家庭もありそう。
そうなんです。
投資は、「できるだけ大きな金額を入れた人が正解」ではありません。
途中で家計が苦しくなって積立を続けられなくなるより、
無理のない金額から始めて、必要なら後から増減する
方が現実的だと思います。
3歳・5歳から始めても遅い?
子どもNISAの記事を見ると、
「0歳から18年間運用!」
というシミュレーションが目立つかもしれません。
でも当然、2027年時点ですでに3歳、5歳、10歳という子どももいます。
0歳から始められなかったからといって、
「もう遅い」わけではありません。
たとえば15年間積み立てる場合でも、
月5,000円なら元本90万円。
月1万円なら元本180万円です。
年3%で運用できたと仮定すると、
月5,000円:約113万円
月1万円:約227万円
というシミュレーションになります。
投資期間の長さだけを比べるのではなく、今の家庭の状況から始められるかを考えればいいと思います。
年齢より先に「いつ使うお金?」を考えよう
子どもNISAを考えるときに大切なのは、
「子どもが何歳だから始める」
だけではありません。
もっと重要なのが、
そのお金をいつ使う予定なのか
です。
たとえば大学入学まであと2〜3年しかないのに、その入学金を全額投資するのは慎重に考えたいところです。
相場が下がったタイミングと大学入学が重なる可能性があるからです。
一方、
「成人後もすぐには使わない」
「もっと長く運用する予定」
という資金なら、運用期間を長く取ることができます。

「何歳から始める?」より「いつ使う?」も大事なんだね。
その通りです。
教育費は「現金」と「投資」を分けて考える
私は、教育費を全部NISAに入れる必要はないと思っています。
たとえば、
近いうちに必要になる入学金や学費
→ 預貯金
長期間使わない予定のお金
→ NISAも選択肢
というように役割を分けて考えると分かりやすいです。
投資には値下がりがあります。
「大学入学のタイミングで市場が下落しているから、今年は大学を1年延期しよう」
とはできません。
だから、必要な時期が決まっているお金ほど現金も大切です。
月5,000円・1万円より先に、親のNISAも考えよう
「子どもに月1万円くらいなら出せそう」
と思ったら、一度確認したいことがあります。
親自身の資産形成はどうなっていますか?
子どもの将来資金だけでなく、
親自身の老後資金。
生活防衛資金。
住宅費。
近い将来の教育費。
こうしたお金も必要です。
子どもNISAを始めるために、親自身の家計が苦しくなる必要はありません。
私は、
生活に必要な現金
↓
近く必要になる教育費
↓
親自身のNISA・資産形成
↓
余裕があれば子どもNISA
という順番で考えるのが分かりやすいと思っています。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
👉 関連記事:【子どもNISAと親のNISA】どっちを優先する?子育て家庭のお金の考え方
投資未経験なら、まず親が月5,000円・1万円からでもOK
子どもNISAを考えているけれど、親自身がまだ一度も投資をしたことがない。
そんな場合は、
まず親自身が月5,000円や1万円からNISAを経験する
という方法もあります。
実際に投資してみると、
評価額が上がる。
下がる。
相場が気になる。
意外と気にならない。
など、自分の感覚が分かってきます。
私自身も、最初から大きな金額を投資したわけではなく、少額の積立から始めました。
長く続ける中で、
「投資ってこういうものなんだ」
という感覚が少しずつ身についていきました。
だから、子どもの資産を運用する前に親自身が経験しておくこともおすすめしたいです。
👉 関連記事:新NISAは月1万円でも意味ある?実際の運用実績を公開
月5,000円と1万円、どっちにする?
正解はありません。
私は、この質問なら、
「相場が下がったときでも、そのまま続けられる金額はどっち?」
と考えます。
月1万円を積み立てて、
「今月ちょっと生活費が厳しい」
となるなら、月5,000円でもいい。
反対に家計に余裕が出てきたら、後から金額を増やすことも考えられます。
年間60万円の枠から逆算するのではなく、
家計から逆算する。
これが子育て家庭には大切だと思っています。

「いくらまで投資できる?」じゃなくて、「いくらなら無理なく続く?」だね。
子どもNISAについてよくある質問
Q. 月5,000円でも子どもNISAを利用できますか?
年間投資枠60万円は上限なので、満額を投資する必要はありません。実際の最低積立金額などは利用する金融機関の商品・サービス条件を確認してください。
Q. 月1万円なら年間いくら?
年間12万円です。10年間なら元本120万円、18年間なら216万円になります。
Q. 年3%・5%で必ず運用できますか?
いいえ。
この記事の3%・5%はシミュレーションのための仮定です。実際の運用成果は市場環境や商品によって変わり、元本割れする場合もあります。
Q. 18歳になったら運用は終わり?
いいえ。金融庁は、18歳到達時に未成年期間の資産が成人後のつみたて投資枠へ自動的に移行する仕組みを示しています。
Q. 子どもNISAを始めた方がいい?
家庭によります。
NISAを利用すること自体が目的ではありません。生活資金、教育費、親自身の資産形成などを確認したうえで判断します。
まとめ|月5,000円でも1万円でも「続けられる金額」から考えよう
2027年から始まる子どもNISAでは、未成年期間の年間投資枠が60万円、非課税保有限度額が600万円になります。
でも、
年間60万円を使い切る必要はありません。
18年間積み立てた場合、元本だけなら、
月5,000円 → 108万円
月1万円 → 216万円
です。
年3%で運用できたと仮定したシミュレーションでは、
月5,000円 → 約143万円
月1万円 → 約286万円
となります。
ただし、これはあくまで仮定。
投資には値下がりもあり、将来の結果は分かりません。
だからこそ、

満額を目指さない。

現金で残す教育費も考える。

ぼくのために無理しないでね!
このくらいでいいと思います。
子どもNISAは、
「どれだけ多く投資できるか」を競う制度ではありません。
家族のお金を整えて、その中から長期間使わないお金を少しずつ積み立てる。
月5,000円でも、1万円でも。
わが家が無理なく続けられる金額を見つけること。
そこから考えてみてはいかがでしょうか。

